双葉に咲いた、ニセモノ双子。

黒瀬振り向きながら、誰かを呼ぶ。

現れたのは、茶色の髪の毛をした猫目の男。

ニコニコと人懐っこそうな笑みを浮かべながら、黒瀬のそばへ向かってくる。



「お呼びっすかー? 黒瀬さん」

「ああ。先日話した二人が、犯人を見つけたらしい」

「おー、マジっすか。わかりました、調べるっすね」



小鳥遊と呼ばれていた男は、大きく頷いてから氷の檻の方へ向かっていく……

途中で、わたしたちの方に近づいてきた。



「君たちが噂の双子ちゃんっすか?」

「噂かどうかはわからなけど、悪い人は倒したよっ」

「おじさんは小鳥遊っていうの?」

「お、おじさん……いや、まだ若いと思うんすけどねぇ……あ、お兄さんは小鳥遊であってるっすよ」