双葉に咲いた、ニセモノ双子。

明るく、しかし犯人を追い詰めるように言葉を紡ぐ。

自分を出すことができないのは、少しだけめんどうくさいと心乃華が言っていた。

言葉を変えて、話す。

わたしがわたしでないみたいで、わたしはわたしがわからなくなる。



「オレはなにもしてねぇし! ……ってえなこれ、さっさと壊れろよッ!!」

「壊れないよ! だってわたしが頑張って作ったものだもん!」



明るく笑いながら、手のひらに氷を浮かべた。

こうすることで、本当のことなのだと相手に意識させることができる。



「ねぇ、心乃花。この人は悪い人だ」

「うん、心乃華。たくさんの人を傷つけた」

「「……ちょっとだけ、お仕置きしちゃおうか!」」


重なる言葉。

同時に、心乃華は炎の、わたしは氷の壁を作り出す。

逃げられないように作った氷の壁。

追い込むように作られた炎の壁。

氷が溶けたとしても、水はその場にとどまり続ける。