双葉に咲いた、ニセモノ双子。

いちおう確認のために聞くと、心乃華は満面の笑みで頷いた。

心乃華が嬉しそうで、わたしも嬉しくなる。

復讐へ……ようやく、一歩踏み出せるんだね。

わたしは心乃華へ、作り出した満面の微笑みを返す。

いつの間にか、人気のない路地裏にたどり着いていたみたいだった。



「ねぇねぇ、お兄さん! お兄さんも面白いとこに行くの?」

「わたしたちも行くんだぁ! ねぇ、一緒に行かない?」



わたしが犯人の目の前に氷の壁を作り出し、足を止めさせる。

同時に「捕まってくれない?」と心乃華と共に聞く。



「っ、はぁ? オレは、家に帰ろうとしてただけだっつーの。ついてくんじゃねぇよ!」

「ふーん、そんなこと言っちゃうんだ!」

「悪い人だね、悪い人だ」