双葉に咲いた、ニセモノ双子。

朝。

昨日届けられたバッチと手帳を持って、駅へ向かった。

持っている中では一番可愛い服を着て、まさにお出かけ中といった外見にしている。


わたしたちの考えた作戦はこうだ。

まず、水の多い場所に移動し、心乃花の能力……悲しみの水を使いやすいようにしておく。

次に、「攻撃しやすそう」と犯人が思うような双子をわたしたちで演じる。

ここはわたしたちの演技にかかっているが……わたしたちも、長い間演技をしてきたという自信がある。

被害者の数が多い場所に行く予定だし、犯人がいるのならわたしたちを襲ってくるはずだ。

そして、攻撃してきたものを、心乃花の水……水蒸気で感知。

透明度の高い氷で防御する。

犯人は、少なくとも攻撃を防がれたことに反応を見せるはず。

近くで、反応を見せた人がいたら……そいつが犯人。

人気のないところに移動するまで、追いかけ……そのまま捕まえる。

反抗するなら、遠慮なく燃やしてしまおう。