双葉に咲いた、ニセモノ双子。

だけど、傷がある場所は人それぞれ……ただ、服を着ている場所に傷ができることはないようだ。

首など致命的な部位に傷を負う人はいない、怪我は数日で治る範囲……

つまり、警察や救急に連絡する人も少ないと考えられて。

……被害者の数は、もっと多い可能性がある。



「黒瀬さんがタチが悪いっていうのも、わかっちゃうね……!」

「そうだね! 早く犯人さんを捕まえちゃいたいなぁ!」



心乃華と適当なことを話しながら、ひたすら資料に目を通していく。

場所は……人が多いところが多いな。

そして、この駅を中心に被害がある。

犯人は、この近くに住んでいる可能性がある……



「ねぇねぇ! 武器って鋭いものだよね? それに、気がついたら怪我してるってことだから、見えにくいもの!」

「そうだねっ……! 特能警察に来た案件らしいし、能力関係かもっ」



頷きながら、考える。

少しして、心乃華が思いついたように言った。