転生者公爵令嬢は王太子相手に商売で無双する。王太子妃なんかお断りイケメン執事の方が好みです

別荘地として誘致するときにジュリエッタはメロウ家の別荘を第1号として建てようとした。

前世の地中海の島のイメージで真っ白の壁に青いドーム状の屋根に、ドアも窓の横に付けたボレも青く塗る。

塀も白で真っすぐではなく凸凹に波打っている。

そして道には白いレンガを引き詰めるのだ。

これをこの別荘地の標準仕様にすると別荘地全体が白と青の世界になると説明した。

王太子殿下とメアリー妃はジュリエッタが書いた別荘の絵を見て自分達もメロウ家の隣に別荘を建てると言いだした。

その時点ではメロウ家の別荘が別荘地の一番上に予定していたのだが、王家の別荘を建てるとなると王家の別荘が一番上にならないと不敬になる。

結局王家の別荘ともなれば大きな建物になるドームの屋根が3つある建物になった。

それが別荘地の頂上に君臨する形になった。そのすぐ斜め下にメロウ家の別荘が建った。

その後は貴族が我先にと別荘地を買い白い壁に青いドーム屋根の家があっという間に建った。

海に向かって南垂れのその別荘地を”ブランブルー”とジュリエッタは名付けた。

白い壁は2年ごとに青い屋根や扉は5年ごとに塗り替えることを義務付けた

いつまでもその景観を保つためだ。

海岸から見上げる白と青のブランブルーの別荘地は美しかった。

多くの画家がこの地を絵にした。

真夏の太陽を浴びるブランブルー、夕陽に映えるブランブルー、夜のしじまにともる家々の温かい灯。

その建築様式をボン家で特許を取ったので、ここに来なければこの美しい景色を見ることはできないのだ。

この様式の発案者はジュリエッタなのだが、ボン家に特許を譲ったのだ。

それからボン家ではジュリエッタの事を黄金の女神と呼ぶようになったのだ。つまり金儲けの上手い女という意味だとジュリエッタは思っている。

ボン家の領地は1年中通して観光客や別荘の住民たちであふれていた。

ボン家は領地の運営に駅の管理もジュリエッタのお陰で上々だ。第3次の出資金は1年で返し終えた。