転生者公爵令嬢は王太子相手に商売で無双する。王太子妃なんかお断りイケメン執事の方が好みです

汽車の発明により、観光地が新たにできてそこに宿や商店ができるなど、雇用が増え労働力が拡大された。

列車が領地内を通り駅ができた。

各駅に着くとお弁当やお菓子が売り子によって駅で売られたり、その地方の特産品が駅の売店で販売されるようになったり、ここでも多くの雇用とお金が動いた。

駅の管理運営は領地を治める貴族家の役割にした。

上手く特産品や美味しい弁当などを作って売り出したり駅に特徴を出して、汽車の待機時間を多くして足湯を駅に作ったりと様々な工夫をしている。

そんな貴族家は出資金をあっという間に回収できる売り上げを上げた。

駅前に商店街や宿を作ってメロウ公爵家張りの商売に着手する貴族家も出て来た。

駅の運営は領主に任され事業本体には売り上げの2割を納める仕組みになっているのだ。

すべてを事業主が運営すればリスクも増えるし仕事も増える。

任せるところは任せて”上前を撥ねる”というジュリエッタの発想だ。まるでやの付く組のみかじめ料のようだ。

レールの管理や修理も各駅に任せた。こちらに関しては事業主からの依頼なので報酬を渡している。

こうして第2次第3次の路線拡大には多くの貴族が手を挙げた。

王太子殿下は4次、5次の路線拡大にも意欲的だ。

しかしどこでも線路を作るわけにはいかない、収支のバランスを考えて路線を計画しなければならない。

王太子殿下にはそのように進言している。

ジュリエッタの頭の中はいったいどうなっているのだと王太子殿下がよくトス公爵に訪ねるそうなのだが、トスはいつも”さあ、私にもわかりませんよ。とにかく我妻は規格外なんです”と言ってけむに巻いている。