転生者公爵令嬢は王太子相手に商売で無双する。王太子妃なんかお断りイケメン執事の方が好みです

領地から帰って二人は新婚気分に浸る間もなくなった。

すっかり忘れていたのだが王太子殿下からの呼び出しの手紙を王宮の事務官が持ってきた。

それではたと思い出して二人で蒸気機関車の話を、詰めるのを忘れていた事に気が付いた。

王宮に行くのは3日後だったので、ジュリエッタとトスは執務室にこもりっきりで事業の骨子を書き上げていた。

屋敷の中ではアンナと母以外は何も知らないので結婚の決まった二人が仲良すぎると言って執務室には誰も近づかなかった。

まず最初に線路をどのように作るのかそれはジュリエッタが、またまた絵をかいて詳しくトスに説明した。

レールと車輪を外れないように組み合わせるのだ。でも車輪は動かないといけないので、あまり摩擦が起きないように隙間も必要だが隙間が大きすぎると外れてしまうのは危険だ。

レールと車輪の接触面や機関車のピストンを動かす仕組みは蒸気船を作った技術者に相談するのが一番だ。

またレールを敷いたら両サイドにしっかり空間を設けて柵も作るようにする。子供や家畜、馬などが線路に侵入しないためだ。

線路は管理や修復をする物を教育して各駅に配置しなければならない。

まず地図上で王都から王家の避暑地を通ってメロウ領までとその先は港まで行く路線と王都から西に進路を取り西側の隣国との国境付近までの2路線を考えた。

エドガーが隣国に留学したがっていたので、将来は隣国にも汽車を通したいと思っているのだ。かなり個人的な判断の路線図だ。

そしてその路線上で、駅を作れそうな所も印をつけておいた。

線路が走る所や駅はその土地を買い上げなければならず住宅地を走るわけにはいかないのでなるべく丘陵地で畑や森の中を通すようにしなければならない。線路を通すところが一番難しい。

そして汽車をレールに乗せなければならないので、そのような広い場所も最初の駅と最後の駅に必要だ。

汽車の基地として、汽車が本線から入って来て点検や整備が必要だし、汽車を休ませる事も必要だ。

線路の候補地と駅の候補地その線路が通る領地の貴族家も書き出して王太子殿下に少しは詳しく話ができるようにと、詰めて行ったのだ。

線路の管理や汽車の点検汽車の切り替えなどの方法もやることは沢山ある。

結婚式が終わったら取り組もうとジュリエッタとトスは決めていた。

3日後今度は前よりも豪華な謁見の間に案内された。

2人が部屋に入ると直ぐに王太子殿下が来て皆でソファーに座った。

この部屋はきっと王家でも上位にあたる謁見の間だ。

前は王太子殿下用の謁見の間だったので、ここは国王陛下が使う部屋だろうと察せられた。

待遇アップ!だなとジュリエッタは思った。て事は事業提携するつもりなのだろう。まじか!