トスと王太子殿下の話がいい感じでまとまってきたようだ。
「でもそれにはどれだけのお金がかかるのだ?」
「殿下、船を作るよりも安価ですよ。利権を払う必要はありませんし、反対にもらえるのですよ」
「領地を通してほしい貴族の方も多いと思うのでその領地を通すのに利権を買って貰ってレールを引いたり汽車を作るのにも出資してもらうのです。それを旅客が払う運賃や貨物車を利用する料金を取ることでの利益から出資者に決まった割合で還元すればいいのですよ」
とお金の話はジュリエッタの得意とする処だ。
「領地を通して欲しいけれどそれだけのお金がないと言う所には貸し付けるのです。3~5年で返してもらうように毎月支払ってもらうお金と出資の還元金と差し引いてあげるのです。王太子殿下とメロウ公爵家の共同事業という事になればどの貴族もこぞって出資してくれるはずですわ」
「そんなに上手くお金が集まるのか?大体どれくらいの金が動くんだ?」
「う~ん、それは試算してみないと分かりませんね。でも鉄鉱山の鉱脈がメロウの領地で最近発見されたんですのよ。まもなく届け出も完了し発掘も始まりますし、王家所有の鉄鉱山も沢山ありますよね。鉄鉱石や石炭はこの国の輸出の大きな柱、だからわが国では鉄や石炭は安価で手に入ります。いかがですか?」
「うん凄い事業だな。でもそんなにうまくいくのか?実際に走らなかったらどうなるのだ。笑い話になってしまうじゃないか」
「まあ、殿下は案外慎重なのですね。メロウの特許を取ったもので実際にできなかったことは無いのです。足ふみ脱穀機も水車小屋もそろばんも、もしできなかったらと思って尻込みして何もしなかったらメロウ公爵家もメロウ商会も今こんなに忙しくはしていないと思います。メロウ家には4つの特許があるのです。この蒸気機関車で5つ目ですね」
「それはそうだ。始めなければ何もなせない。それはよくわかっている。でも確たる約束はできないだろう?」
「なんの約束ですか?」
「だからその蒸気機関車が必ず走ると言う確約だ」
「殿下、殿下がご心配ならこの話はなかった事にします。メロウ公爵家単独の事業としてやらせていただきます。何もないところから始めるのです。絶対という言葉は使えませんわ」
「それはそうだろうけれど…」
煮え切らない男だ!こいつ。と内心毒づきながらも顔には出さないようにした。
「でもそれにはどれだけのお金がかかるのだ?」
「殿下、船を作るよりも安価ですよ。利権を払う必要はありませんし、反対にもらえるのですよ」
「領地を通してほしい貴族の方も多いと思うのでその領地を通すのに利権を買って貰ってレールを引いたり汽車を作るのにも出資してもらうのです。それを旅客が払う運賃や貨物車を利用する料金を取ることでの利益から出資者に決まった割合で還元すればいいのですよ」
とお金の話はジュリエッタの得意とする処だ。
「領地を通して欲しいけれどそれだけのお金がないと言う所には貸し付けるのです。3~5年で返してもらうように毎月支払ってもらうお金と出資の還元金と差し引いてあげるのです。王太子殿下とメロウ公爵家の共同事業という事になればどの貴族もこぞって出資してくれるはずですわ」
「そんなに上手くお金が集まるのか?大体どれくらいの金が動くんだ?」
「う~ん、それは試算してみないと分かりませんね。でも鉄鉱山の鉱脈がメロウの領地で最近発見されたんですのよ。まもなく届け出も完了し発掘も始まりますし、王家所有の鉄鉱山も沢山ありますよね。鉄鉱石や石炭はこの国の輸出の大きな柱、だからわが国では鉄や石炭は安価で手に入ります。いかがですか?」
「うん凄い事業だな。でもそんなにうまくいくのか?実際に走らなかったらどうなるのだ。笑い話になってしまうじゃないか」
「まあ、殿下は案外慎重なのですね。メロウの特許を取ったもので実際にできなかったことは無いのです。足ふみ脱穀機も水車小屋もそろばんも、もしできなかったらと思って尻込みして何もしなかったらメロウ公爵家もメロウ商会も今こんなに忙しくはしていないと思います。メロウ家には4つの特許があるのです。この蒸気機関車で5つ目ですね」
「それはそうだ。始めなければ何もなせない。それはよくわかっている。でも確たる約束はできないだろう?」
「なんの約束ですか?」
「だからその蒸気機関車が必ず走ると言う確約だ」
「殿下、殿下がご心配ならこの話はなかった事にします。メロウ公爵家単独の事業としてやらせていただきます。何もないところから始めるのです。絶対という言葉は使えませんわ」
「それはそうだろうけれど…」
煮え切らない男だ!こいつ。と内心毒づきながらも顔には出さないようにした。



