転生者公爵令嬢は王太子相手に商売で無双する。王太子妃なんかお断りイケメン執事の方が好みです

そんな時王宮の夜会に王太子殿下から招待状が送られてきた。ジュリエッタは迷ったがトスにエスコートを頼んで参加する事にした。

その夜会の日、盛装したトスが素敵すぎて家を出るときからトスの顔が見られないのだ。

前髪を上げて整髪料でぴったり決めた髪型は精悍で美麗なトスの尊顔は、普段にもまして美しくまともに目を合わせられなかった。

ジュリエッタ自身は母がデザインして作ってくれた自分好みのスタイルのドレスでシンプルだけれどおしゃれで背の高いジュリエッタには、とても似合っていた。

目の色に合わせて薄いグリーンから裾に掛けて濃いグリーンになっていくハイネックのノースリーブドレスで、肩も腕も露になっていて背中も腰まで開いている。

ハイネックの部分にはびっしりとビーズが縫い込まれていて、同じ布地で二の腕迄の長い手袋がはめられている。

ピアスは自分で作ったゴージャスなデザインで肩まで届きそうな長い物で光が当たるとキラキラ輝く。

そしてハーフアップした髪にもビーズで作ったピアスとお揃いのバレッタが止められている

宝石じゃないけど、ジュリエッタは気にしない。自分で作ったのだ。

どうだと言わんばかりに胸を張ってトスにエスコートされて大広間に入っていった。

トスの顔は見られないけど…素敵すぎるから テヘッ照れる

すとんと落ちる体に沿ったセクシーなドレスで、トスもそんなジュリエッタの姿にどきどきしていたのだ。

パニエで膨らませたスカートにコルセットでこれでもかと細くしたウエスト、そんなドレスがほとんどの中ジュリエッタの大人っぽくセクシーなドレスは注目の的だ。

ジュリエッタは自覚がないのだが、とてもかわいいしセクシーな顔をしているのだ。

子供っぽい可愛さにこの頃は色気も増して来て男どもの目を引き付けるのだ。

特に今日のようなドレスは頂けない。トスは寄ってくる男どもをけん制するのに必死だ。

ジュリエッタは少しもわかっていない。

反対にトス目当ての令嬢の包囲網に引いている。半分はジュリエッタのドレス目当ての令嬢なのに…

踊るときには背中の素肌にトスの手が当たりジュリエッタは気が気ではなかった。

あまりにも緊張して気絶しそうだったのだ。

トスは内心の動揺も顔にも出さず、きちんとジュリエッタをエスコートしていたが、誰にもダンスの相手をさせる気はなかった。

ジュリエッタの肌に直接触れるのだ、自分以外に許すつもりは毛頭なかった。

王太子殿下が近寄ってきそうになると、またダンスに誘う。

その後は2人で中庭に出てしまって、そのまますぐに帰ってきた。