転生者公爵令嬢は王太子相手に商売で無双する。王太子妃なんかお断りイケメン執事の方が好みです

トスはその夜実家の父親に手紙を書いて、今日の出来事の伯爵家令嬢の公爵家令嬢ジュリエッタ様に対しての無礼な振舞いを報告した。

公爵家より伯爵家に対して苦情が行く前に伯爵家からのお詫びをされたほうが良いとまで伝えたのだ。

そしてあのような礼儀もわきまえない伯爵家令嬢とは結婚する気はさらさらないと父親に念を押した。

メロウ家の王都の商売も順調に推移している。

今ではビーズアクセサリーはメロウ領の奥様方に内職を頼んでいる。

寒い冬の内職にはもってこいなのだ。

その中でもジュリエッタと遜色ないビーズアクセサリーを作る者もあらわれて、ジュリエッタは嬉しい限りだ。

バレットやカチューシャもすべてメロウ領で作られている。

でも王都の屋敷の侍女たちはビーズアクセサリー作りにすっかりはまってしまい作りたいと言うのでジュリエッタは、ちょっと高度な3連のビーズネックレスやビーズバックをこちらで作って貰っている。

それに対しての労賃もきっちり払っているので、侍女やメイドたちは仕事の後や休みの日にアクセサリー作りの部屋はそのままにしておいてあるので、そこでジュリエッタも時々仲間に入って一緒に製作しているのだ。

今ではビーズで作った花を花器に入れたり、絵画のようにビーズを刺して額に入れて店に置いたりしている。

まるで芸術作品の様だ。そして店に置く時にはそのような芸術作品に関しては作者の名前も作品につけているので、侍女たちのやる気は爆上がりだ。

そう言う作品の管理はジュリエッタの侍女のアンナがやってくれている。

結婚してメロウ家を辞めた後も作品を作りたいと言って婚家から許可を貰って一日3時間ほど通ってくる者もいる。

そう言う卓越した技術を持つ者をビーズ作家と認証しジュリエッタは大切にした。

今ジュリエッタは、ビーズでぬいぐるみを作っている。その時間が楽しくてストレスの発散になっているのだ。

そしてサロペットやドレス作りで出る端布を使ってパッチワークを教えて裁縫の得意な侍女たちにはそちらの作品も作って貰っている。

パッチワークの布バックやクッションカバーにベッドカバーは店に出すと直ぐに売れていく。

メロウ伯爵家の侍女たちはそう言うサイドワークでもお金が稼げるので一生メロウ家に仕えるのだと言う者もいるが、ジュリエッタは結婚してもできる事だからそこは自分の将来もきちんと考えなさいと言うのだった。