転生者公爵令嬢は王太子相手に商売で無双する。王太子妃なんかお断りイケメン執事の方が好みです

そのそろばんの制作に関して、ジュリエッタは分業制を提案した。

枠を作る人球を作る人球を通す細い木を作る人そしてその人が全体を組み立てるのだ。

球を作る人が一番大変なので多くの人をその工程に割り当てた。

そうしてメロウ商会の3階がそろばん工房になった。

その内ここでは手狭になるだろうけれど、とにかく今は一つでも多く作りたいのであまり使ってなかった3階を工房にした。

今では店は1,2階に及び2階にはヤングマンの執務室が端っこに追い込まれている。

ヤングマンはそろばん工房の候補場所が見つかればそちらに移したいと言っている。

3階にはヤングマンの執務室と応接間や会議室を設けたいと思っているようなのだ。

ジュリエッタはメロウ商会の売り場を王都のメイン通りか1本位中に入ったにぎやかな商店街に出したいと思っているのだ。

母のサロペットやドレスの店にビーズアクセサリーの店、そしてメロウ領の作物で作る珍しい料理のレストランに同じくスイーツを置いたカフェとメロウ領の特産品を売る店を、ずらっと並べて店を出したいのだ。

そうすればこのメロウ商会のビルは事務作業やヤングマンの執務室に、応接間や会議室も作れる。

今は特許の物の販売にも人手がいる。狭い場所で頑張っているヤングマンにはメロウ商会のビルをすべて使ってもらいたいのだ。

そうなると3階のそろばん工房はそのままでやっていけるはずなのだ。

これは今の所トスとジュリエッタだけの夢なのだ。

でも二人とも1年以内には実現させるつもりで店の場所も探し始めている。

トスと二人なら何でもできる気がするジュリエッタだ。

頼もしい相棒なのだ。そしてジュリエッタの大切な人だ。