転生者公爵令嬢は王太子相手に商売で無双する。王太子妃なんかお断りイケメン執事の方が好みです

ただトスはそんなジュリエッタを、羨望の熱いまなざしで見つめている。

“完全に堕ちた!“とその瞳が語っているが誰もトスには注目していない。

「わ、わ、わかった。税が上がる事は僕が話をするけれど細かい説明はジキリスにやってもらってもいいかな?僕ではあまり説得力がないと思うんだ」

まだそんな事を言っている叔父に呆れたけれど、叔父に説明は無理だろうと納得する部分もある。

それでまずトスに叔父が最初に話す内容の草案を作ってもらう事にした。

そしてジキリスには領民に伝えるべき事と、税金は上がるけれど農地に関しては収穫量が上がるように指導していく事.

また畜産に関しては何かメロウ領の特産品を作れないか考えて皆の収入と公爵家の収入も一緒に伸ばしていく事を約束すると説明して欲しいと言った。

その為にまず連作障害の話をトスがする事にした。

トスはこの前領地を視察に来た時に多くの農民とも話をしたので面識があるし話が上手だ。

頭の良い人の説明はわかりやすいのだと、ジュリエッタは初めて知った。

こちらに来る馬車の中でも1泊した旅館でも連作障害の事をトスに詳しく説明した。

全然違う野菜なのに同じ科の物を植えているとこれも連作障害になる事,科の仲間も図にしてある。

この図を皆に見てもらいながら話をしてもらうようにしたのだ。

その後の締めくくりはジュリエッタがすることになった。

ジュリエッタ達が領主館に到着した1週間後領主館の大広間に沢山の人が集まった。

今日は各地区の代表のみとした。

その後2~3地区に集まってもらって個別に訪問する事にしたのだ。