転生者公爵令嬢は王太子相手に商売で無双する。王太子妃なんかお断りイケメン執事の方が好みです

貴族の家にはヤングマンが直接品物を持って行ったり、特注でオーダーを受けてくることもある。

この世界でもサロペット、カチューシャ等名前も同じ呼び方にしている。

いつの間にかサロペット、カチューシャ、ビーズアクセサリーはメロウ商会の主力商品になり、売り上げも右肩爆上がりになっている。

ヤングマンは女性の従業員を3名新しく雇用した。

また自分の給料もバーテンダーを辞めてあげてもいいかとジュリエッタに聞いてきたので、今の給料の2倍にした。

トスはやりすぎだと言ったのだが、この後まだまだメロウ商会には発展していってもらうので、先払いだと言った。

そして屋敷の従業員全員にトスを含め、臨時報酬つまり前世でいう所のボーナスを渡したのだ。

給料の半分だけだけれどほんの3カ月前には人数を減らそうとしていたことを思えば、とても信じられない位の順調ぶりだ。

トスはここでも渋ったけれど、侍女やメイドたちは仕事の跡や空いた時間またお休みの日までビーズアクセサリー作りや刺繍を手伝ってくれるのだ。

それに対しては工賃を少しだけでもと思い支払っているが、実際には微々たるものなのだ。

その工賃を思えば決して高い報酬ではない。

そう言うとトスはわかりました。でも自分はいらないと言って断固受け取ろうとしなかった。

これはすべてお嬢様のお陰なのです自分は何もしていないし、奥様やお嬢様、エドガー坊ちゃんは何も贅沢をされていない。

皆さんはここ3カ月ドレスも作っていないではないかと言って涙ぐんでいた。

トスは母やジュリエッタが自分のドレスをつぶしてサロペットに作り替えたりして、どんどん洋服部屋が寂しくなっていくのを悲しい思いで見ていたのだと言った。

だから私はお嬢様がドレスをまた作れるようになったらその時は頂きますが、今は臨時報酬なんかいただけませんとはっきり言いきった。