転生者公爵令嬢は王太子相手に商売で無双する。王太子妃なんかお断りイケメン執事の方が好みです

今では無くてはならない戦力だ。特にサロペットに関してはデザインや工夫がとても上手で全面的に母の担当となっている。

母やジュリエッタのもう着ないドレスをサロペットに作り直して、貴族の奥様方やお嬢様方が着たくなるような物を作っていった。

上下で布が切り替わっている物もある。母のデザインのセンスには驚いた。とんだ才能を隠していたものだ。

公爵家の奥様にはそんな才能は不要だったのだから母も気付かなかったのだろう。

そんな事がとても楽しいと嬉々としてやっている。

貴族家から引き合いが来ているユニフォームの件も話してデザインを任せた。

そしてサロペットの上にフリルがいっぱいついた白いエプロンもセットでデザインするといいと言ってデザイン画をサラッと書いておいた。

ジュリエッタは絵を描くのが上手なのだ。

母はそれを見よう見まねで、サロペットのデザイン画を描いている。

あの時泣いてばかりで臥せていた母とは思えない。

やる事が出来て生き生きとしている。

貴族のそれも公爵家の奥様がいくら寡婦になったとはいえ誇りも矜持もあるだろうに、母はそんなことはお構いなしにただ公爵家の財政を立て直すためになりふり構わずしかも楽しそうにやっている。

そんな母を見ていると涙が出そうになる。

あの時役立たずと思って本当にごめんなさいと反省した。

サロペットやビーズアクセサリーは母の社交の広さのお陰で貴族の奥様方やお嬢様方にも人気が出てきたのもある。

貴族の奥様達も家ではゆったりとした服でリラックスしたい気持ちは同じなのだ。

母は、貴族の奥様やお嬢様の家用の物はパンツにたっぷりとギャザーのあるものをデザインし、布地も高級なもので作るのだが、平民用には布も抑えめでコットンの布地ですっきりしたサロペットをデザインする。

また貴族の方々にはヒダがたっぷりとあるエレガントなサロペットにレースで襟や袖口を飾った豪華なブラウスと合わせてセットで売り出した。ギャザーよりヒダの方が上品だった。

これも大好評で今や母はサロペットデザイナーとして王都でも有名になっている。

シンプルなサロペットは平民や下級貴族の奥様方やお嬢様方に人気でとてもお値打ちな値段設定になっているので、2枚3枚と買っていく方もいる。

いまやサロペットなどの服飾関係は母に全面的に任せることができる。

ビーズアクセサリーの方は侍女頭に指揮をとってもらい、ジュリエッタの侍女のアンナにはビーズの管理や作ったものの管理をしてもらっている。

時々ジュリエッタが作るものは3連の豪華なネックレスやそれと揃いのピアスなどで、とても高額なのだがジュリエッタが作るのが入ったら教えて欲しいとヤングマンは言われているようで、表に出ない内に売り切れるそうだ。

ビーズで作るバックも人気なのだが、手の込んだものはジュリエッタしかまだ作れないので、ジュリエッタも時間があればビーズで何かを作っている。