転生者公爵令嬢は王太子相手に商売で無双する。王太子妃なんかお断りイケメン執事の方が好みです

ヤングマンはメロウ商会の玄関に “ビーズアクセサリー入荷“と書いた可愛い看板を作って宣伝した。

ビーズアクセサリーという珍しさもあって女性客が入って来ると、そのお手ごろな値段に何個か買って行ってくれるようで、作った分はすぐに売れてしまいそうでヤングマンはどんどん作って欲しいと言ってきた。

ジュリエッタはアクセサリーと並行して、他にもカチューシャやビーズのバッグも作ってみた。

また今の貴族のドレスがとても動きにくいのを前世を思い出したら余計に感じたので、家で気軽に着られる服が欲しいと思っていたのだ。

それもメロウ商会でついでに売ってもらおうと思い仕立てができる女性を何人かヤングマンに探して貰った。

そして前世の日本でも着ていたワイドサロペットを基本にウェストで調節できるようにゴムと紐をつけたりパンツ部分はギャザーをたっぷり寄せてスカートに見えるようにした。

でも下にパニエとかコルセットも付ける必要のないサロペットは一度着たら病みつきになってしまう。

上にフリルたっぷりのブラウスを合わせるとエレガントにも着こなせて、庭で作業するときはパンツにギャザーの少ないすっきりしたサロペットを着る。

この時代女性がパンツをはくのは乗馬ズボン位なので、パンツ自体が珍らしかった。

貴族の方には少し抵抗があるだろうが、平民や下級貴族のお嬢さんや奥様方には徐々に受け入れてもらえそうだと思っていた。

母もサロペットに嵌まってしまった。

むかしのドレスを何着も潰してサロペットに作り変えて、商会に持って行って売ってもらった。

メロウ商会の1階の売り場はすっかり女性専用の商品の売り場になった。

3週間領地をじっくり見まわって問題点を洗い出してきたトスが帰って来て、メロウ商会の繁盛ぶりに目を回していた。

その上屋敷の一部屋はビーズアクセサリー作りの作業部屋になっていて侍女やメイドが入れ代わりで作業しているのにも驚いていた。

ビーズアクセサリーは領地の女衆の内職にぴったりなのでゆくゆくはそのようにしたいと思っているとトスに言うとそれはいいですねと笑った。

トスが笑うとどきどきする。いつも真面目でお堅いお顔が一瞬で優しい王子様になるんだもん、うふふ

ちょっと留守をした間にジュリエッタがメロウ商会を繁盛させていた事を、トスはすごいと言って手放しでほめてくれた。

”トスに褒められた!やったあ”ジュリエッタは意外にちょろいのだ。