一国の双子の皇女ですが土いじりが趣味です!〜恋愛?結婚?なんて興味ないです!〜

晩餐会はやはり大帝国なだけあって様々な領地から来た貴族たちで集まっていた。

それからティル様のご両親、皇帝陛下と皇后陛下、弟のベルナール殿下、妹のベアトリーチェ姫も集まっていた。


私が主役というだけあってひっきりなしに挨拶がくる。
これも妃教育の一環だと思って顔と名前を覚えようとしても中々うまくいかない。

途中で私が疲れた顔をしているのを察したティル様が中座ということで私をイスに座らせて飲み物を持ってきてくれた。


「ありがとうございますティル様」

「いや相当疲れただろう?少し休んでて」

「はい」

ティル様はニコリと微笑むとまた貴族たちの元へ向かうのだった。



「ねえ義姉さん」

「義姉さん?」


そう言われて振り返るとティル様のご家族が勢揃いで立っていた。
私は勢い良く立つとバッと頭を下げた。
何せ1番に挨拶をしなければならない皇帝陛下と皇后陛下にまだ挨拶をしてないからだ。
ちなみに声をかけたのは女たらしで有名なティル様の1つ下の弟、つまり私と同い年のベルナール殿下。


「私たちに挨拶もしないで失礼にも程があるわ!こんな人がお義姉さんだなんて」

「ごめんなさいね、ベアトリーチェ姫」

この子は12歳の末っ子姫、ベアトリーチェ。
勝気な性格なのかツンとしている性格。


「いやいや私たちのことはいいのだよ。これから毎日と言っていいほど顔を合わすのだからね」

「そうね。それにしてもルグニカの双子姫の噂は聞いていましたけどこんなに可愛らしい方だとは…。スティールもよくやりましたわね」


「母上、可愛らしいという表現も合っていますが美しい方、ですよ。それにベルナール、僕のものに手は出さないように。そしてベアトリーチェ、年上なのだから言葉遣いに気をつけるように!」


ティル様が家族をいさめるのだから私はくすっと笑ってしまった。
この瞬間で分かってしまった。

ここでアメストリス帝国でやっていけると。