一国の双子の皇女ですが土いじりが趣味です!〜恋愛?結婚?なんて興味ないです!〜

後日お父様に報告したらとても喜んでくれた。
ただメルフィとルイは私がもうすぐアメストリス帝国に行かなければならないのをとても寂しがってくれた。


「おねえさま、遠くへ行っちゃうの?」

「そうね、でもお隣の国だからすぐ来られるわよ」

「それじゃあまた花かんむり作ってくれるね?」

「もちろん!」


可愛い弟と離れるのも中々にしんどいものだ。


「アルティ!お母様がお呼びよ!」

「分かったわメルフィ」


そして私はお母様の部屋へ向かうとまるで最後の晩餐みたいな雰囲気に包まれていて侍女たちも戸惑っていた。

「私のアルティ…ついにこの時が来たのね」

「お母様ったら結婚式までまだ時間はありますから」

「何かあったらすぐ帰ってきていいのよ」

「ありがとうございます」

するとお母様は小さな肖像画を手元に持ってくると懐かしそうに語り出した。


「この肖像画はね、アルティとメルフィがまだ数ヶ月の時のものよ。アルティなんて私にそっくりで…。ただ双子だったから難産でね…そのせいでルイを出産する時期を空けなくちゃいけなくなって懐かしいわ」

「そうだったんですね…」


「何度も言うけど何かあったらすぐに帰ってくるのよ。何もないのが1番だけどね」

「そうですね、向こうでも楽しく過ごそうと思います」



こうしてルグニカ帝国の最後の日は終わったのだった。