終わりから始まる恋を、君と


* * *

ルカと別れてから、ゆうに30分以上が過ぎていた。

嫌な予感が胸の中で膨れ続け、普段は冷静な雫も、

さすがに心配になってきた。

「どこまで探しに行ったんだろう……まさか怪我してるんじゃ――」

頭の中に浮かぶ最悪の光景に、思わず雫は立ち上がった。

心臓がざわつき、手が震える。

「やっぱり、探しに行こう……」

小さく呟き、ドアの方へ一歩踏み出した瞬間――

バタンッ!

勢いよくドアが開いた音に、雫は半歩後ずさる。

次の瞬間、ドアの向こうから倒れ込むようにして、

ルカが滑り込んできた。