そして昼のあいだ。 陽の高い時間になると、雫は決まってルカの隣に座った。 ソファが、少しだけ軋む音。 距離は肩が触れるほど近い。 雫は、そっとルカの手を取る。 指先が触れ合うと、彼の身体がほんのわずかに緩むのが、 もう分かるようになっていた。 「今日は、ちょっと楽だ」 少し表情を緩めて、そう呟くルカ。 「よかった……」 雫はそう返しながら、両手で包むようにその手を握る。 じんわりと伝わる体温。 ルカの呼吸が、ゆっくりと整っていく。 そのまま、取り留めのない会話が始まる。