「ごっ、ごめんなさい!!!」 雫はようやく我に返ったように声を上げると、 慌ててバッとルカの頭から手を離した。 「か、勝手に……その……」 言葉がしどろもどろになる。 頬が一気に熱くなって、視線を合わせられない。 今さらになって、自分が何をしていたのかをはっきりと自覚して しまったのだ。 ――撫でていた。 男の子の頭を。 しかも、何度も。 「……っ」 恥ずかしさと申し訳なさで、胸がぎゅっと縮む。 そんな雫を見て、ルカは一瞬きょとんとした顔をした。