ルカは、自分の肩に手を当てる。
確かめるように、何度か。
……痛くない。
何も、ない。
信じられない、という顔で、雫を見る。
「……今の……」
言葉を探しているようだった。
治癒を終え、ふーっと雫が息をついた次の瞬間。
――右肩に、鋭い激痛が走った。
「い゙っ……」
思わず声を漏らし、雫は咄嗟に肩を押さえた。
痛みは言葉にできないほど強く、全身を駆け巡った。
立っていることさえままならず、雫はその場にしゃがみ込む。
心臓が張り裂けそうだった。
――こんな痛みに、ルカはずっと耐えていたんだ。
悲しさとやるせなさで、唇を噛み締める。
胸の奥が、ぎゅう、と締め付けられた。



