2025年12月頃。僕はいつものように仕事を終えて家に帰り、軽くごはんを食べて晩酌をした。シャワーなどを済ませて自室の布団に入りながら
「ふぅ~わ…休みだし何しよっかなぁ〜?」
YouTubeを観ながらダラダラするのは寝る前のルーティンだが、仕事でクタクタな僕に睡魔が襲ってくる。
「ガー…ガー…」
僕はイヤホンを両耳に付けたまま眠りに就いた。
チリチリチリチリーン!カチッ
「うわぁ何だこの音!?ってあれ…これ目覚まし時計か?」
いつもならスマホのアラームで起きるはずだが、甲高い目覚まし時計が耳を突いた。それに部屋の感じがいつもと違う。僕はベットから起き、階段を降りた。何やら美味しそうな匂いがする方向へゆっくりと進んだ。すると
「あなたおはよう!もうすぐできるわよ!」
「…は…?」
誰だこの女性は…!?それに「あなた」!?何故こんなに綺麗な女性が僕のことをそう呼ぶ…?女性の顔は見たことあるような、ないような…少なくとも僕の知人ではない。このとき僕はまさかパラレルワールドに迷い込んでしまったのではないかと本気で疑った。
「できたわ!さあ食べましょ?」
「あぁ…いただきます…」
食卓に並んでいるのは焼鮭と卵焼き、なめこの味噌汁。僕はなめこ大好きなのだが
ズズズ…
「あら?なめこ食べれるようになったの?」
「えっ?(まさかなめこ嫌いなのか?)うん…!最近美味いなぁって思ったんだ!」
この世界では嫌いなことになっているようだった。
「あなた今日予定ある?」
「今日?…今日俺仕事休みだっけな?」
「何言ってるのよ?今日は休みだって前から言っていたじゃない?」
「そうそうそうだった!特に予定ないよ」
「じゃあ買い物行こうよ!晩ごはん何食べたい?」
「考えとくよ…」
一体何がどうなっている?僕は一体誰なんだ?少なくとも今の僕は"幸人"じゃない。僕は慌てて洗面所の鏡を見るが
モヤモヤ…
「何でだ…?」
何故か自分の顔が光に当たっているかのように見えない上、身分証明書すら見付からない。それに一つ感じた小さな違和感、それは
「アナログ…?」
置かれているテレビは液晶テレビなのだが画質が粗く、見覚えのある"アナログ"と表示されている。ちょっと待て…今いつだ!?僕は慌てて台所の傍にあるカレンダーを見て驚愕した。
「200...6年…!?」
驚いた。何とこの世界は2006年8月、19年前だったのだ。その当時僕は8歳で小学校2年生だ。僕はとても信じることができなかった…混乱する僕だったが彼女にあることを聞いてみた。
「なぁ…俺たち結婚してどれくらいだっけ?」
「えぇ~忘れちゃったの?私たちもうすぐ3年目じゃない!」
「そうだったよな!?ハハハ…ごめんごめん…」
「何か今日のあなた変よ?多分お仕事で疲れちゃってるのね?」
「そんなことないよ…」
「でも大丈夫!疲れが吹っ飛ぶくらい私が癒やしちゃうから!」
ドキドキ…!
僕は漠然と気付き始めていた。今僕がいる世界は、夢と現の狭間であることに。自分のことすら知らないのに愛してくれる彼女を前にしたら、この世界にずっと居たいとすら思えてしまった。
「ふぅ~わ…休みだし何しよっかなぁ〜?」
YouTubeを観ながらダラダラするのは寝る前のルーティンだが、仕事でクタクタな僕に睡魔が襲ってくる。
「ガー…ガー…」
僕はイヤホンを両耳に付けたまま眠りに就いた。
チリチリチリチリーン!カチッ
「うわぁ何だこの音!?ってあれ…これ目覚まし時計か?」
いつもならスマホのアラームで起きるはずだが、甲高い目覚まし時計が耳を突いた。それに部屋の感じがいつもと違う。僕はベットから起き、階段を降りた。何やら美味しそうな匂いがする方向へゆっくりと進んだ。すると
「あなたおはよう!もうすぐできるわよ!」
「…は…?」
誰だこの女性は…!?それに「あなた」!?何故こんなに綺麗な女性が僕のことをそう呼ぶ…?女性の顔は見たことあるような、ないような…少なくとも僕の知人ではない。このとき僕はまさかパラレルワールドに迷い込んでしまったのではないかと本気で疑った。
「できたわ!さあ食べましょ?」
「あぁ…いただきます…」
食卓に並んでいるのは焼鮭と卵焼き、なめこの味噌汁。僕はなめこ大好きなのだが
ズズズ…
「あら?なめこ食べれるようになったの?」
「えっ?(まさかなめこ嫌いなのか?)うん…!最近美味いなぁって思ったんだ!」
この世界では嫌いなことになっているようだった。
「あなた今日予定ある?」
「今日?…今日俺仕事休みだっけな?」
「何言ってるのよ?今日は休みだって前から言っていたじゃない?」
「そうそうそうだった!特に予定ないよ」
「じゃあ買い物行こうよ!晩ごはん何食べたい?」
「考えとくよ…」
一体何がどうなっている?僕は一体誰なんだ?少なくとも今の僕は"幸人"じゃない。僕は慌てて洗面所の鏡を見るが
モヤモヤ…
「何でだ…?」
何故か自分の顔が光に当たっているかのように見えない上、身分証明書すら見付からない。それに一つ感じた小さな違和感、それは
「アナログ…?」
置かれているテレビは液晶テレビなのだが画質が粗く、見覚えのある"アナログ"と表示されている。ちょっと待て…今いつだ!?僕は慌てて台所の傍にあるカレンダーを見て驚愕した。
「200...6年…!?」
驚いた。何とこの世界は2006年8月、19年前だったのだ。その当時僕は8歳で小学校2年生だ。僕はとても信じることができなかった…混乱する僕だったが彼女にあることを聞いてみた。
「なぁ…俺たち結婚してどれくらいだっけ?」
「えぇ~忘れちゃったの?私たちもうすぐ3年目じゃない!」
「そうだったよな!?ハハハ…ごめんごめん…」
「何か今日のあなた変よ?多分お仕事で疲れちゃってるのね?」
「そんなことないよ…」
「でも大丈夫!疲れが吹っ飛ぶくらい私が癒やしちゃうから!」
ドキドキ…!
僕は漠然と気付き始めていた。今僕がいる世界は、夢と現の狭間であることに。自分のことすら知らないのに愛してくれる彼女を前にしたら、この世界にずっと居たいとすら思えてしまった。


