「すまない!ユリアの看病をしないといけないからな!まぁ婚約者なら我慢してくれよ、僕の可愛い妹で、将来の家族だろう?」
……また始まった!私の婚約者であるピエール子爵令息の妹であるユリア子爵令嬢は、生まれつき体が弱くて病弱であるらしく、ピエールは私との約束を常にすっぽかして看病に向かうのである。
それならば最初から約束なんかするなと言いたいが、婚約者を無視しているわけではないってアリバイ作りのために、きっとしているのだろう……
以前の私はウンザリしていた、ここまで雑に扱われているが、でもかといって、病弱なユリアさんを無視しろというほど、私も非人道的になれずに、ひたすらモヤモヤしていたからだ……
でもあいつは分かっていない、ユリアさんの真の姿を!
ユリアさんの正体を知ったのは、私は一度どんな人か興味があったので、将来結婚する以上会わせて欲しいと言ったのだ。
ピエールは最初は嫌がったが、どうしてもユリアさんは将来義妹になるのだから、婚約者として挨拶をしたいと、いつになく強引に迫ったら、仕方なく応じた……!
もしも凄く嫌な奴だったら、最悪喧嘩してでも、この婚約を無かった事にしようと決意をしながら!
もちろん男爵家である私は、お父様とお母様に子爵家との繋がりが大事だからってことで、散々文句を言われるだろうが、我慢の限界だったからだ!
だってきっと将来これが続く、終わるとしたら、ユリアさんが死ぬまでだ!
こんなことを願う人間にはなりたくないのでね!
そして子爵家で部屋にいるユリアさんに出会うと、何て言うか普通の子というか優しい子だった……
「いつも兄を私の看病のためにとってしまい申し訳ありません!」
などと丁寧な挨拶をするのだ!
……なるほど、こんないい子だから、ピエールはかかりっきりになっているのか……
少し仕方ないかなと思っていたら、ピエールが子爵様に急遽呼ばれ、私とユリアさんの2人だけが残されたのであった……!
すると……
「……フローラさん?必ず結婚してくださいますよね?」
などと強い口調で言ってくるでは無いか!
あれ?さっきまでと態度が違いますわよ?
私が驚いていると……
「どうか兄と必ず結婚してくださいお願いしますね!」
などと強く言ってくる……
私はちょっと不穏だったし、正直君のせいで、この婚約嫌になってるのになぁと思っていたから、イラっと来たに違いない、つい言ってしまったのだ……!
「……看病看病でいつも私との約束をすっぽかされ、段々嫌になってるのですけど?」
……ああつい言ってしまった!すると……
「ああああああああああああああああああ、やっぱりそうですよねごめんなさいごめんなさい!」
などと少し芝居がかって謝罪して来るでは無いか……
なんなの?この子は……
私が戸惑っていると……
「……ごめんなさい、突然驚きましたよね、ハッキリ言うと、私、お兄様には妹離れをして欲しいんです!」
「えぇ!?」
い……妹離れとは?
「……本当のことを言いますね!小さい頃はまだよかったんです、私も世の中を知らないし、お兄様が助けてくれて嬉しかったから、でももう私もそれなりに年齢を重ねています、毎日本だって読んでいるし、色々知っています……!」
「……」
私が聞いていると……
「でもお兄様って、自分がいないと私は駄目に違いないって勝手に決めつけているんですよ、そういうのウンザリするって分かります?」
「でもお世話になっているのでしょ?」
私は正直ユリアさんの言いざまに少しイラっときてつい言ってしまった!
「……お世話?お兄様って独りよがりだから、私の希望も聞かずに自分がいいって思うことを勝手にやる人ですけど?」
ああああああああああああああ
なるほど言われて見ればそうだ!
私が頼んだことを無視して、僕が選んだこれが君に似合うみたいなことをするタイプだ!
なるほど、ユリアさんの言うことに何か共感できるぞ!
「それにですね、私も世の中ってものが分かりますから、お父様やお母様は家族ですし、仮にそういうのを抜きにして、子爵家ともあろうものが、病弱というだけで世話も放棄して外に出す、こんなことをするわけないんですよ、外聞悪すぎて! もしも超絶貧乏な平民とかでしたら分かりますが、貴族である以上ありえないことも!そして実際の世話は侍女の方々がやってくれますからね、お兄様いります?」
ドシビア過ぎるしド正論だ!
「ってことで、正直役に立たないし、それでいながらドヤ顔をして感謝しろって顔をされるとかえってマイナスなんで、フローラさんと結婚をして妹離れして欲しいんですよ!」
「……なるほど!ユリアさんの気持ちはよく分かったわ!」
この子どこが病弱なんだか……ああ体はそうかもしれないけど、メンタルが鉄過ぎる!
正直私のほうがびびったのであった……!
「でもね、私だって聞けば聞くほど、ますます嫌だなって思いますわ?」
「……そうですよねー、フローラさんだって気持ちがあって当然ですからねー!」
……ド畜生なくせに、どうしてここは妙にいい子なんだろう!
そう思うと、だんだんユリアさんの事が好きになってきた。
そしてユリアさんも、
「うーんこんなことを言ってる私に、そこまで引いてない感じがするから、フローラさんいい人ですよね?」
いい人かっていうと知らんけど、でもユリアさんとは仲良くなれそうと思ったのは、相手もどうやら同じらしく、ここで私とユリアさんの、ピエール愚痴同盟が結成されたのであった!
そんなことも知らずにヒーロー気分でいるピエール……
今日も私とユリアさんが出会って言う、ピエールには内緒ですけど(笑)
「あちゃーお兄様またそんな馬鹿なことを言ってたのですか?」
「……そうなのよ、ユリアさんのほうが100倍タフなのにね!」
きっとこの秘密の会見もそのうちバレるだろう、でもその時に、ユリアさんはハッキリと馬鹿兄に言ってやるんだそうだ……
その時ヒーローごっこをしていたピエールは、どう感じることか……!
その時が正直楽しみになりつつある私は、性格が悪いのだろうか?
……また始まった!私の婚約者であるピエール子爵令息の妹であるユリア子爵令嬢は、生まれつき体が弱くて病弱であるらしく、ピエールは私との約束を常にすっぽかして看病に向かうのである。
それならば最初から約束なんかするなと言いたいが、婚約者を無視しているわけではないってアリバイ作りのために、きっとしているのだろう……
以前の私はウンザリしていた、ここまで雑に扱われているが、でもかといって、病弱なユリアさんを無視しろというほど、私も非人道的になれずに、ひたすらモヤモヤしていたからだ……
でもあいつは分かっていない、ユリアさんの真の姿を!
ユリアさんの正体を知ったのは、私は一度どんな人か興味があったので、将来結婚する以上会わせて欲しいと言ったのだ。
ピエールは最初は嫌がったが、どうしてもユリアさんは将来義妹になるのだから、婚約者として挨拶をしたいと、いつになく強引に迫ったら、仕方なく応じた……!
もしも凄く嫌な奴だったら、最悪喧嘩してでも、この婚約を無かった事にしようと決意をしながら!
もちろん男爵家である私は、お父様とお母様に子爵家との繋がりが大事だからってことで、散々文句を言われるだろうが、我慢の限界だったからだ!
だってきっと将来これが続く、終わるとしたら、ユリアさんが死ぬまでだ!
こんなことを願う人間にはなりたくないのでね!
そして子爵家で部屋にいるユリアさんに出会うと、何て言うか普通の子というか優しい子だった……
「いつも兄を私の看病のためにとってしまい申し訳ありません!」
などと丁寧な挨拶をするのだ!
……なるほど、こんないい子だから、ピエールはかかりっきりになっているのか……
少し仕方ないかなと思っていたら、ピエールが子爵様に急遽呼ばれ、私とユリアさんの2人だけが残されたのであった……!
すると……
「……フローラさん?必ず結婚してくださいますよね?」
などと強い口調で言ってくるでは無いか!
あれ?さっきまでと態度が違いますわよ?
私が驚いていると……
「どうか兄と必ず結婚してくださいお願いしますね!」
などと強く言ってくる……
私はちょっと不穏だったし、正直君のせいで、この婚約嫌になってるのになぁと思っていたから、イラっと来たに違いない、つい言ってしまったのだ……!
「……看病看病でいつも私との約束をすっぽかされ、段々嫌になってるのですけど?」
……ああつい言ってしまった!すると……
「ああああああああああああああああああ、やっぱりそうですよねごめんなさいごめんなさい!」
などと少し芝居がかって謝罪して来るでは無いか……
なんなの?この子は……
私が戸惑っていると……
「……ごめんなさい、突然驚きましたよね、ハッキリ言うと、私、お兄様には妹離れをして欲しいんです!」
「えぇ!?」
い……妹離れとは?
「……本当のことを言いますね!小さい頃はまだよかったんです、私も世の中を知らないし、お兄様が助けてくれて嬉しかったから、でももう私もそれなりに年齢を重ねています、毎日本だって読んでいるし、色々知っています……!」
「……」
私が聞いていると……
「でもお兄様って、自分がいないと私は駄目に違いないって勝手に決めつけているんですよ、そういうのウンザリするって分かります?」
「でもお世話になっているのでしょ?」
私は正直ユリアさんの言いざまに少しイラっときてつい言ってしまった!
「……お世話?お兄様って独りよがりだから、私の希望も聞かずに自分がいいって思うことを勝手にやる人ですけど?」
ああああああああああああああ
なるほど言われて見ればそうだ!
私が頼んだことを無視して、僕が選んだこれが君に似合うみたいなことをするタイプだ!
なるほど、ユリアさんの言うことに何か共感できるぞ!
「それにですね、私も世の中ってものが分かりますから、お父様やお母様は家族ですし、仮にそういうのを抜きにして、子爵家ともあろうものが、病弱というだけで世話も放棄して外に出す、こんなことをするわけないんですよ、外聞悪すぎて! もしも超絶貧乏な平民とかでしたら分かりますが、貴族である以上ありえないことも!そして実際の世話は侍女の方々がやってくれますからね、お兄様いります?」
ドシビア過ぎるしド正論だ!
「ってことで、正直役に立たないし、それでいながらドヤ顔をして感謝しろって顔をされるとかえってマイナスなんで、フローラさんと結婚をして妹離れして欲しいんですよ!」
「……なるほど!ユリアさんの気持ちはよく分かったわ!」
この子どこが病弱なんだか……ああ体はそうかもしれないけど、メンタルが鉄過ぎる!
正直私のほうがびびったのであった……!
「でもね、私だって聞けば聞くほど、ますます嫌だなって思いますわ?」
「……そうですよねー、フローラさんだって気持ちがあって当然ですからねー!」
……ド畜生なくせに、どうしてここは妙にいい子なんだろう!
そう思うと、だんだんユリアさんの事が好きになってきた。
そしてユリアさんも、
「うーんこんなことを言ってる私に、そこまで引いてない感じがするから、フローラさんいい人ですよね?」
いい人かっていうと知らんけど、でもユリアさんとは仲良くなれそうと思ったのは、相手もどうやら同じらしく、ここで私とユリアさんの、ピエール愚痴同盟が結成されたのであった!
そんなことも知らずにヒーロー気分でいるピエール……
今日も私とユリアさんが出会って言う、ピエールには内緒ですけど(笑)
「あちゃーお兄様またそんな馬鹿なことを言ってたのですか?」
「……そうなのよ、ユリアさんのほうが100倍タフなのにね!」
きっとこの秘密の会見もそのうちバレるだろう、でもその時に、ユリアさんはハッキリと馬鹿兄に言ってやるんだそうだ……
その時ヒーローごっこをしていたピエールは、どう感じることか……!
その時が正直楽しみになりつつある私は、性格が悪いのだろうか?

