ごめんね、レオくん。
でも私の考えが合っているのなら、そこは私にとっても大切な場所なの。
──月にとっても。
「…わかりました。その代わり、月を見つけたら"バカだろ"って伝えてくれません?」
「ふふっ、わかった」
「それと……ルナさん。あいつのそばに居られるあなただけです」
真剣な目で私と目を合わせたレオくんは、嬉しいことを言ってくれる。
こういうレオくんだからこそ、私も月もレオくんなら信頼できるって思ってるんだよ。
月は軽そうに見えて、案外本心は隠して伝えないタチだ。
だからきっと月はこんなこと言えないだろうから───
「レオくん、いつもありがと。私と月のことを助けてくれて」
「…別にいいですよ。俺もいろいろ助けてもらったりしてるんで」
椅子から立ち上がったレオくんの耳の端っこがちょっとだけ赤くなってるのに気づいてしまって───
私は小さく笑う。
月もレオくんも、不器用なとこあるからな〜。
こんなこと言ったら怒られるんだろうけど、そういうところも2人のいいところ。
でも、今はそんなことよりも───月。
月を探しに行かないと。



