好きでも嫌いでもなく、もうどうでもいい~自称聖女に寝取られたあなたになど、何の価値があるとでも?~

 ダレンと会った日の翌日、ルミナ嬢から連絡があり彼女の屋敷へ私は向かった。

 そこには二人の令嬢がいた。

 一人はルミナ嬢の従姉であるという、子爵家の令嬢ユーリナ。
 もう一人は男爵家の令嬢ティナ。

 ルミナの部屋に入ると、やや重苦しい雰囲気が漂っていた。

 彼女たちはハンカチを手にし、最後に来た私をじっと見つめている。

「リーシア様、急にお呼びして申し訳ありません」

 ルミナが椅子から立ち上がり、私に頭を下げる。

「いいのよ。予定など何もなかったのだし。それにしても、彼女たちは?」

 ルミナが一通り彼女たちの紹介をしたあと、ソファーに座るように促された。