入学先が、急に変更……?変更先に行ったら、そこはなんと男子校でした2

「ねぇねぇ、あのギャルくんいなくないぃ?」

可愛い系男子が口を開いた。

萌え袖の華奢だけど男のがっちりとした手が口元を隠す。

でも、口角が上がっているのが明らかに分かる。

チラリ、と意地悪くその男子は僕を見た。

「今のうちにぃ、いじめちゃおぉ?」

高いメゾソプラノの声が、残酷に響いた。

な、なんだとぉぉ……!?

イ・ジ・メ・ル???

はぁぁぁっ?

ざけんなゴラッ!と叫びたい気持ちを我慢し、鬼の形相で睨む。

全く効き目無し。

むしろ煽るようにため息をついている。

口角を上げながら。

こう言ってるように見えた。




これだから弱者は。




派手に死ねよ。

心の底から、そう思った。

「……本題はそこじゃないでしょ。」

無口クール系男子がタイミング良くツッコむ。

ビューティ男子、ないす。

「そそ。多分アイツが切ったんちゃうん?」

「なんで関西弁なの?」

「なんとなく☆」

プレイボーイが馴れ馴れしく ☆ や ♡ を飛ばしてくる。

シンプルにウザい。

しかもノリノリすぎるでしょ。

……4軍相手に。

ほんとに、ここで生きていけるのかな……

想いに耽っていた時、フローラルな香りがした。

あ、この香り花音じゃ?

振り向くと、やっぱり花音だった。

よーく全体的に見ると……

右手に、メガネをした真面目そうな男子の襟首を掴み。

左手に、返り血のような跡。

ももももしかして……!

「「「「「喧嘩?(ぁ〜?)」」」」」

クール系男子、プレイボーイ、可愛い系男子、そしてほぼ忘れ去られたような存在、茶髪ピアス。

そして、僕。

は、ハモった……

なんか複雑……

「えぇ……。四軍とハモるとかぁ……。無理。」

ドン引きするふわふわ男子。(お前が言ったのが悪い。)

「……微妙だな。」

意味不。(セリフ簡単すぎて分からん。)

「もう別によくね?あ、違うもういいんちゃう?」

関西弁まだ続いてるんかい。(言い直すなボケ。もうその流行過ぎ去ってるんだよ。)

「うわ、無理だわ〜。不快不愉快不誠実。」

お決まりの三つ原則。(不快不愉快は分かるけど不誠実って何?)

「お前らうるさい。萌以外全員黙れ。」

君はほぼシスコン。

僕結構ツッコミ上手くない?

すると、のそのそと壁から出てきた。

何かが。

よく見ると───男かな?

待って……。

めっちゃクマあるし……、眼帯やってる……

厨二病?

「ああもう僕馬鹿だ……一軍の敷地内に入ってしまった……死ぬ死ぬもう死んでるわ。ミンチにされて潰されて、最悪ムチ打ちの刑に……」

ムチ打ちが一番楽だろ(偏見)

じ、自己肯定感低っ……

それか悲観的すぎなのか。

ヤバい病みのメンタル弱の陰キャが出てきました……


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続く