ツンデレ男子は好きだと言えない

「なあ結編。俺と・・・・・・さ・・・・・・連絡先交換してくれ・・・・・・」

スマホを差し出して少し辿々しく言う宮凪くん。

あ、そっか。

ここの高校はスマホは校内禁止で高校を出たら使って良い。

だから帰り際に聞いたんだろう。

「良い、けど・・・・・・なんで?」

あたしが聞くと、宮凪くんは困ったような顔をした。

「あ、え・・・・・・」

「ふふっ・・・・・・ごめんごめん。冗談っ・・・・・・」

そんな宮凪くんの表情を見てあたしは笑いながら言った。

「良いよ」

あたしはそう言い、鞄からスマホを出した。

宮凪くんのQRを読み込むと、意外にも可愛いチワワのアイコンだった。

「ふふっ・・・・・・可愛い・・・・・・」

あたしがそう笑いながら言うと宮凪くんは笑顔になった。

「・・・・・・別にいいだろ・・・・・・」

「うん。可愛いし・・・・・・」

あたしがそう最後に可愛いと言うと宮凪くんは不服そうな顔をした後笑顔になった。

「宮凪くんって無愛想かと思ってたけど・・・・・・表情豊かだね・・・・・・」