ツンデレ男子は好きだと言えない

*  *  *

私はお風呂に入り、髪を乾かして鞄に荷物を詰めてから家を出た。

「いってきまぁす!」

そう元気よく言い、家を飛び出した。

お泊まり会は翠ちゃんの家でやることに。

「飛鳥ちゃん」

翠ちゃんの家に行くまでに信号を3つ渡るけどその1つ目しか渡っていないとき、翠ちゃんがやって来た。

「翠ちゃん?どうしたの?」

「・・・・・・茅ヶ崎くんが、飛鳥ちゃん迎えに行けって。飛鳥ちゃん、茅ヶ崎くん過保護すぎない・・・・・・?」

クールというイメージが強い翠ちゃんから“過保護”と不思議なワードが出た。

「いずがかほご?」

「うん。眞樹ちゃんが、『茅ヶ崎が飛鳥を迎えに行かないなら飛鳥は不参加だって』って愚痴聞かされた」

うわぁ・・・・・・。

・・・・・・私、なんでいずに許可もらえなかったらお泊りできないんだっけ・・・・・・?

思考を巡らせたけど答えは出ず、仕方なく考えるのを止めた。

「ここだよ」

翠ちゃんがそう言い、足を止めたのは翠ちゃんのお家の前。

煉瓦造のお家で外見がお洒落なの!

って眞樹が言ってたけど、本当にお洒落。