クールで無口な先輩、実は天然で優しすぎる。――新人の私がその距離をゼロにするまでの600日

プロジェクトは三ヶ月目を迎えていた。

打ち合わせの回数が増えて、先輩と言葉を交わす機会も少しずつ増えてきた。
でも相変わらず、先輩は仕事の話しかしない。
エレベーターで二人きりになれば、少しだけ会話が生まれることもあるけれど——基本的には、静かで、真面目で、感情の読めない人のままだった。

(……先輩って、ずっとあんな感じなのかな)

ふと、そんなことを考えながら今夜の飲み会の会場へと向かった。