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太陽はいつの間にか沈みかけ、辺りは一面夕焼け色。
あれから浅間さん……咲ちゃんともう少し話していたら、すっかり遅くなってしまった。
おばあちゃんには連絡したから大丈夫だけど、ずっと気になっているのはハルのこと。
『ハルには、わたしの気持ちなんてわかんないよ!』
ハルは何も悪くないのに、八つ当たりするみたいに吐き捨てて、教室に置いて帰ってしまった。
おばあちゃんによれば、ハルはちゃんと家まで帰ってきたみたいだけど……。
たぶん、ショック受けちゃってるよね。
正直、ハルが怒る姿は想像出来ない。
だけど、耳としっぽをかなり下げて、しょんぼりしている姿は想像出来る。
思い浮かべたら罪悪感に胸が苦しくなって、早く帰って謝らなくちゃと、わたしは足を急がせた。
そして──。
「──あ、結芽ちゃん!おかえりっ!」
家の前までたどり着いて、わたしはびっくりした。
ハルが家の外で、わたしを待っていたから。



