「わたしの方こそ、ありがとう。浅間さんがこうやって話してくれて……嬉しかった」
そう、嬉しかったの。
浅間さんが出逢って間もないわたしに、大事な話をしてくれたことも、わたしのことを信じてくれたことも、とっても嬉しくて。
その気持ちに応えたいって、純粋にそう思った。
「……」
急に感極まって、改まりすぎちゃった?
いつもすぐに返事をしてくれる浅間さんだけど、何の言葉も返ってこなくて。
引かれちゃったかなと不安になったわたしは顔を上げる。
すると浅間さんは、ポカンとした表情から一転、パァッと一気に顔を明るくして。
「かわいいっ!小林さん、かわいい!!」
浅間さんは興奮気味に、ぎゅっとわたしの手を取って言った。
「えっ、と……」
かわいい……?
思いもしない言葉に理解が追いつかなくて、キョトンとすると、浅間さんはハッと我に返った様子で手を離した。



