ハルは一年前、わたしが中学生になったばかりの頃に、捨てられているのを見つけて飼うことになったんだ。
当時は本当に小さな小さな仔犬だったけど、今は小型犬の成犬くらいには大きくなった。
「かわいいねぇ」
ホットコーヒーの入ったマグカップを私の向かいに置いて、おばあちゃんが腰かける。
「ハルも一緒に預かってもらって犬大丈夫だった?」
「全然。むしろ嬉しいよ。渚も犬が好きだったから、喜んでるよ」
そう言って目尻を下げる、おばあちゃんの視線の先には仏壇。
そこにはおじいちゃんと、お母さんの遺影。
わたしが三歳のころに、お母さんは病気で亡くなった。
あまり多くの記憶はないけれど、優しく微笑む遺影のとおり、穏やかな人だった気がする。
当時は本当に小さな小さな仔犬だったけど、今は小型犬の成犬くらいには大きくなった。
「かわいいねぇ」
ホットコーヒーの入ったマグカップを私の向かいに置いて、おばあちゃんが腰かける。
「ハルも一緒に預かってもらって犬大丈夫だった?」
「全然。むしろ嬉しいよ。渚も犬が好きだったから、喜んでるよ」
そう言って目尻を下げる、おばあちゃんの視線の先には仏壇。
そこにはおじいちゃんと、お母さんの遺影。
わたしが三歳のころに、お母さんは病気で亡くなった。
あまり多くの記憶はないけれど、優しく微笑む遺影のとおり、穏やかな人だった気がする。



