「咲、おはよ!今日これから先輩がミーティングするって!行ける?」
「あ、うん!ごめん小林さん、また後で学校でね!」
浅間さんはきっと部活の友達に誘われて、急ぐように先に学校へ向かってしまった。
行っちゃった……。
ポツンとひとり、取り残されるわたし。
さっきの嬉しかった気持ちも相まって、寂しさを少し感じてしまっていると、
「結芽ちゃん、良かったね」
テテテとわたしの隣に寄ってきたのはハル。
「あれ、ハル、女の子たちは?」
「みんなが一緒に喋るからさ、何言ってるのかわかんなくて。一番最初に学校についた人とお話する!って言ったら、みんな走って行っちゃった」
「えぇ!?」
「それよりさ、浅間さんと仲直りできたみたいで良かったね」
まるで自分のことみたいに、嬉しそうに笑って言ってくれたハル。
「……うん」
さっきまでハルに言っていたことを思い出すと、ちょっとバツが悪いような気もするけれど、無邪気なハルの様子に頷いた。



