「小林さん、おはよう!」
後ろから駆け寄ってきて、わたしに声をかけてくれはのは、
「あっ、浅間さん!? お、おはよっ……」
わたしはとてもびっくりしながら、挨拶を返す。
だってまさか、浅間さんの方から、しかもこんな早くに声をかけられるだなんて思ってなかったから……。
「なんていうか、昨日はごめんね」
目を丸くして驚くわたしの姿に、浅間さんは少し困ったように笑いながら謝ってくれた。
「まだそんなに話も出来てないのに、いきなりあんなこと言っちゃって困らせたよね。本当にごめんね」
顔の前で両手を合わせる浅間さんに、わたしは「ううん!」と首を横に振る。
「わたしの方こそ、昨日ちょっと感じ悪かったなって思ってた……。ごめんなさい」
今度はわたしがペコっと頭を下げて謝ると、浅間さんは「全然!」と笑って許してくれて、さっきまで重かった気持ちが一瞬にして軽くなる。
そして、このまま一緒に学校まで行けるかな……なんて、ちょっと期待してしまうけど。



