イケメン男子はわたしのワンコくん!


「起きたら急に身体が変わってただけだし」と、続けるハル。

身構えていただけに、わたしは「なんだ……」と、体の力が抜ける。

わたしのせいじゃないなら、それはそれでいいんだけど……。


一瞬見えた気がした『ハルが人間になった原因』が、また遠ざかった。


「……あー、もう考えても分かんない!」


こうなったら、いくら考えたってなるようにしかならないんだから。

わたしは「もう寝るよ」と、ハルに声をかけてベッドに寝転んだ。

すると、


「わかった」


ひと言そう返事したハル。

次の瞬間には、ギシッとベッドが軋む音。

そしてわたしの目の前には……隣に寝転んだハル。