その言葉にわたしはびっくりするけど、言われてみれば確かにそうかも……。
枕に頭を乗せて寝ていたり、わたしがお父さんと話していると嫉妬するように膝に乗ってきたり、『人間だと思ってるんじゃ?』と思うことが、何度もあった。
人間になった今だって、わたしをずっと見ていたからか、割と普通に人間らしく生活できている。
……お風呂だけは一緒に入ろうとしてきて、必至に止めたけど。
「そっかぁ……」
あたしはため息混じりに相槌をうつ。すると、
「結芽ちゃんは何か心配?」
ハルは頭の上にクエスチョンマークを浮かべた感じで、不思議そうに首を傾げた。
「そんなの、心配すぎるよ」
ハルはわたしが思っているより人間らしく振る舞えるから、意外と大丈夫なのかもしれない。
だからおばあちゃんも、学校への手続きをしてくれたんだと思う。
だけど、ハルが人間になったことも、わたしはまだ受け入れられていないのに。
「まさか学校に行くことになるなんて……」
「結芽ちゃんが僕と一緒に学校に行きたいって言ったのに?」
「……え?」
ハルの言葉にわたしは顔を上げた。



