イケメン男子はわたしのワンコくん!

「た、ただいま……」


言いながらそっとふわふわの髪の毛に触れると、ハルはニコニコと嬉しそうに満面の笑顔。


全く知らない男の子の顔。
だけど良く知っている雰囲気。


やっぱりこの男の子は……ハル。


「おかえり」


ハルにドギマギしていると、奥からやっとおばあちゃんが顔を出した。


「おばあちゃん、ハルは……」

「うん、今日も良い子にしてたよ。荷物を運んだり、色々手伝ったりしてくれてねぇ」


ハルが人間になったというのに、特に動じる様子もなく、まるで最初から人間だったかのように話すおばあちゃん。

思い返せば、今朝もそう。

初めこそ目を丸くしていたけれど、わたしよりもずっと落ち着いた様子で。


『ハルのことはおばあちゃんに任せて、とりあえず学校に行っておいで』


と、言ってくれたのだった。