好きだから。

「意地悪しちゃってゴメンなさいね、珠雨くん」


「いえ、別に、じゃあ俺はこれで失礼します」


えっ、珠雨くん、もう行っちゃうの?


と、一瞬思ったけど、送りとどけてくれた珠雨くんに
負担をかけたくない。


「珠雨くんっ、学校でまた会いましょう!!」


「ああ、またな。お休み、寧音」


私のおでこに、ちゅっとキスをして、珠雨くんは暗がりへ
溶けていった。


「凄く紳士な子ね!! 早く、お婿さんでウチに来てもらいたいわ~♪」