好きだから。

珠雨くんは、冷静かつ、いつもより気持ちのこもった
声で言う。


「━━ふふふっ♪」


「えっ……? お姉ぇちゃん……?」


急にお姉ぇちゃんの顔が穏やかになって。


両耳につけたピアスを揺らしながら、珠雨くんの前に立つ。


「すーーーーっごい、イケメンじゃない! しかも、寧音を
超溺愛してるのね!!」


「はい、もう寧音のことしか頭にありません」