好きだから。

姉と、珠雨くんの間に、沈黙した空気が流れる。


お姉ぇちゃん、もしかして……、珠雨くんこと、気に入らない
のかなっ……!?


私は、大きな不安に襲われて、姉に向かって言った。


「お、お姉ぇちゃん!! 誤解だよっ……! 珠雨くんは私を
家まで送ってくれて……」


すると、珠雨くんは珍しくお辞儀をする。


「初めまして。藍咲 珠雨です。寧音さんとは同級生で、
お付き合いさせてもらってます」