好きだから。

私は、“大丈夫です!”と何回も言ったんだけれど。


結局私は、珠雨くんに根負けしてしまい、家まで、
送ってもらうことになった。


夜道を二人で手を繋いで歩く。


すると、タタタッと靴音が聞こえてきて。


「寧音!? よかったぁ~、やっと帰って来た~!」


「お、お姉ぇちゃん!!?」


急に姉に抱きしめられて、視界が真っ暗になった。


「あら? この怖そうな男の子、誰??」


姉は抱きしめる腕を緩ませると、珠雨くんの方を見て、冷たく
そう言ったのであった。