好きだから。

「じゃあ、私の服、貸してあげる! メイクもやって
あげるから、一緒に準備しましょ!!」


「お姉ぇちゃん、ありがとう~!!」


次の日の土曜日の朝。


私は、珠雨くんと待ち合わせの駅の前で立っていた。


すると、なぜか男の人がジロジロと、こちらを見ている。


どうしたんだろうっ……?


私の恰好なにか変なのかなっ……?


ぐるぐると頭の中でそう思っていると……。


男の人がスタスタとこちらに寄ってきて。


「ねぇ、キミ、すっごく可愛いね。俺とどっか遊びに行こうよ」


「へ? で、でも私、待ち合わせしててっ……」


「いいから、いいから♪」


見知らぬ男の人に、言い寄られて困っていると、私の背後
から、声が聞こえた。