好きだから。

「寧音ちゃんが欲しくて。でも、珠雨の方に気がある感じ
だったから、どんどん焦って」


「ふーん、だから、写真を天真が自分だって言ったのか」


珠雨くんは、間髪入れずに言った。


「しゅ、珠雨くん落ち着いてください……! 私、全然怒って
ないですからっ……!」


「は? 俺は至って冷静だぞ?」


珠雨くんは言っているけど、なんとなくいつもと顔つきが違う。


私の為に怒ってくれるのは、嬉しいけど、兄弟喧嘩は見たくない。