珠雨くんは、気まずそうに私を見た。
そして、はぁ、とため息を吐いたあと、口角を少しあげた。
「ふぅ、やーっと思いだしてくれたな。“さくら”ちゃん?」
━━━━幼稚園の頃、あれは年小のときだった。
私は、生まれつき視力が悪くて、幼い時から分厚いメガネを
かけていた。
幼稚園のみんなから、特に男子からはメガネで凄く
からかわれていた私。
でも、ひとりだけ違う男の子がいた。
『さくらちゃんは、めがねでも、ねがねじゃなくてもかわいいよ』
『ありがとうっ、あめくん……!!』
私の初恋の相手はすぐそこに居たのに、どうして私は、気づかな
かったんだろう━━………。
そして、はぁ、とため息を吐いたあと、口角を少しあげた。
「ふぅ、やーっと思いだしてくれたな。“さくら”ちゃん?」
━━━━幼稚園の頃、あれは年小のときだった。
私は、生まれつき視力が悪くて、幼い時から分厚いメガネを
かけていた。
幼稚園のみんなから、特に男子からはメガネで凄く
からかわれていた私。
でも、ひとりだけ違う男の子がいた。
『さくらちゃんは、めがねでも、ねがねじゃなくてもかわいいよ』
『ありがとうっ、あめくん……!!』
私の初恋の相手はすぐそこに居たのに、どうして私は、気づかな
かったんだろう━━………。

