好きだから。

天真くんはあっという間に、女子に囲まれる。


「食堂? いいぜ。俺今日、ラーメン食いたいな」


そう言いながら、天真くんは笑顔で教室を出て行った。


うう、言いそびれちゃった。


気を取り直して、私もお弁当食べようかな。


そう思って鞄をゴソゴソ漁ると、私はとんでもないことに
気が付いた。


お、お弁当が無いっ!!?


ど、どうしよう、私、鞄に入れるの忘れちゃったんだ。