好きだから。

私は天真くんに見せた、写真を引っ込めようとした。


「これ、俺だ……」


「へ……?」


私は理解が追い付かず、間抜けな声を出す。


「俺の通ってた幼稚園、“ななくら”って言うんだけど」


「えっ!? 私もそうです、ななくら幼稚園です!!」


すると、天真くんは、改まった表情になった。


「実は俺、寧音のことが好きだ。好きだって言うより、
好きになったのかな……、」


「え、と、えーっと……」


「ごめん、突然言われても、困るよね。返事はゆっくりで
いいから、考えてくれる?」


天真くんは、朱に染まった顔で恥ずかしそうに言う。


本気なんだ天真くん………。


でも、私はどう返事していいかわからず━━━━。


ただ黙りこんでしまうことしかできなかった。