好きだから。



「へ? しゅ、珠雨くん? ……ひあっ!?」


珠雨くんもなぜが、花壇の中へ入って来て━━━━、
大胆にも、私の上に覆いかぶさるような体制に。


花の上に仰向け状態の私は、当然視線が珠雨くんとぶつかる。


「今の寧音、眠り姫みたいですっごい綺麗だ」


珠雨くんがゆっくりと、私の頬に手を添える。


私の三つ編みを手ですくい、ちゅっとキスをした。


そして、ふわりと、優しい笑みをこぼす。


私の胸が、きゅんと締め付けられた。


“綺麗だ”、なんて━━。


お姉ぇちゃん以外に言われたことないのに。