好きだから。

私は気が付くと女子グループに四方を囲まれていた。


そして、攻撃が一斉に始まった。


私のふくらはぎを蹴ったり、背中を思い切り踏んずけたり。


や、やめてっ……!!


痛い、痛いよ……!!


私は全身が震えて、怖くて声が出せなかった。


ただ、固く目をつぶることしか出来ない。


すると、遠くから声が聞こえてくる。


「おいっ! おまえら寧音になにやってんだ!?」


しゅ、珠雨くん……?


そっと目をあけるとそこには珠雨くんの姿が。


女の子たちは、ぎょっとした様子で、一目散に
その場をさった。


珠雨くんが助けてくれた事実に、私は、嬉しすぎて━━、
目から涙をこぼしてしまった。