好きだから。

幸せな気持ちで、花たちに水やりをしていると━━。


「あんた、こんな朝っぱらから何やってんの」


「え、あ、おはようございますっ!」


視界に現れたのは、私をいじめているグループの
女の子たち。


「え、と、花壇の水やりです!」


私はにこにこ笑顔で答えると、何故かみんな、顔を見合わせて、
クスクスと笑い始めた。


「あーあ、可哀そう。こんなブスに水やりされて、花も泣いてるよ」


女子グループのリーダー的存在の女の子が、私が握っている
ホースを取り上げる。


「そんなに花が好きなら、あんたも花になればいいじゃない?」


━━バシャン!!


「きゃあっ!!?」


ホースの水を思い切り浴びせられた私。


髪も制服もずぶ濡れになってしまった。